階段をおりて、金彩のカップ

階段をおりて、ごきげんようと言いたくて。

階段をおりる㉗2月中旬15:55

何のために通っているのか、分からない。



影山さんがドアマン。少し不慣れな様子で、中もばたばたしていたのか、5分ほど遅れてフロアに案内された。

担当は緑川さんと司馬さん。
この後に用事があったので、少し駆け足で、食事を楽しんだ。



お気に入りのフットマンが、お話に来てくれなくなった。フロアに降りたときの挨拶は毎回するのだけれど、それきり。
以前はベルを鳴らさずとも毎回来てくれていたのに、最近3回見かけて、3回とも来てくれなかった。

嫌われているのかな。

普通に考えて、そんなことないと思うけれど、それでも心配になってしまう。



緑川さん担当のときは、落ち込んだり、疲れたりしていることが多くて、申し訳なく思っている。
落ち込みやすいアンニュイな子だと思われているだろう。次に担当いただいたときは、無理にでも笑って過ごしたい。





もう、誰かを好きになりたくないの。

ただ「頑張っていますね」と、子どもの髪を撫でるように、あたたかく、ほめてほしいの。

他のフットマンではなく、"彼に"してほしいの。
彼がしてくれるのが、一番嬉しいの。



ただ、ほめてほしいだけ。
受け止めてほしいだけ。

そう思っているつもりだけれど、
その主体者を"彼に"と限定するこのこだわりは、おそらく有ってはいけないものだ。



もう会えない好きなひとを忘れるために、お屋敷に通っているのに、
フットマンの彼と話せないことが、眠りに就く寸前まで、こんなにも辛いなんて。





ドアマン:影山さん→金澤さん?
執事:司馬さん
フットマン:緑川さん
お世話いただいた方:なし 
お見かけした方:乾さん、大河内さん、隈川さん、平山さん、八幡さん、黒崎さん、園田さん、鹿野さん、日比野さん、洲崎さん、他もう一人お名前不明
お食事:ダ・ヴィンチ(グラタン)
紅茶:フェイラン
  (紅茶係:才木さん)
カップウェッジウッド フロレンティーンゴールド