階段をおりて、金彩のカップ

階段をおりて、ごきげんようと言いたくて。

階段をおりる⑮12月上旬18:05

とうとう15回目。長いようで一瞬でした。
満足して帰宅頻度下がるかもしれぬ。


前回、八幡さんに言っていた日より早く帰宅。
ピンクのハイヒールで。



「おかえりなさいませ」



階段下でお出迎えくださったのは、藤原さん……
なんでこうすれ違うのかしら!

そうか、初の名前呼びまでお預けなのね!
……違う?



他に"お嬢様"もいなかったので、待っている間に少しだけお話できた。



「この前、エルグレコ飲みました」
「ありがとうございます。いかがでした?」
「ラベンダーが強すぎなくて、ちょうどよくって、美味しかったです」
「ありがとうございます。ラベンダーは香りの主張が強いですから、バランスにこだわりました」



「しかし、毎回飲まなくても結構ですよ。ラベンダーですから。普通のお茶を召し上がってください」だって……笑
自分のお茶をこんなふうに言っちゃうなんて。最高にいいキャラ、藤原さん。
早く担当になってくださらないかな…………いっぱいお話したい。



今回の担当は吉川のおじさまと、洲崎さん。
洲崎さん初めての担当だけれど、よーくお見かけするし、何度もお水やらお茶やらお世話いただいているから、全然初めての気がしない。

吉川のおじさまは、フットマンと同じかそれ以上にテーブルに気を配ってくださる。お化粧直しの"お嬢様"の席のナプキンは、フットマンより早く直してしまうし、ベルを鳴らせば真っ先にきてくださる(聞き流したりしない)。

洲崎さんは柔らかいお給仕。もう慣れた感じで、おしゃべりも上手で楽しめた。
でも、デザートのナイフの置き方が逆よ!

デザートAがとっても好みだった。パルフェの、クリームの間に挟まったスポンジが、少しもちもちして存在感があって、変化があってよかった◎
ブールドネージュは苺の風味が強い!ギフトショップに置いてあったら毎回おみやげに買って帰りたいくらい美味。

洲崎さんに、同期の日比野さんのお話を振ったら乗ってくれた。



「日比野が口からトランプを出し、私が床に散らばったトランプを拾う毎日です」
「わたし、日比野さんに、水をワインに変えてってお願いしてるの。手品で」
「…次にお嬢様の担当になった際には、できるようになっていることでしょう。
 できなければ私が殴っておきます」



……あーあ。



ハイライト
園田さんと綾瀬さん激似(目が悪いだけ)
乾さんの、あの高めの声が聞こえなかった。お疲れやもしれぬ。
緑川さんがあの芝居がかった感じで構ってくれて嬉しかった。「なあんだ、心配ないじゃないですか」
鹿野さんと洲崎さんの遭遇率高すぎ。毎日お勤めなのかしら、ってレベル。



甘いのばかり食べる自信が無くて、デザートプレートは注文したことないのだけれど、今月の苺のは頼んでもいいかなーなんて思っている。
とか言って、最後の最後まで頼まなさそう。



執事さんの多くは、お見送りのときにストールを肩に掛けてくださるのだけれど、吉川のおじさまは「お掛けしましょうか」とも訊かず、畳んだ状態で渡してくださった。これが一番嬉しい。

執事さんたちは、だいたいストールを広げて肩〜二の腕にかかるように掛けてくださる。普段そうやって使わないし、長く垂らしたままも好きじゃないけれど、年上の、パパやおじいちゃんに近い年齢の方がしてくださったのを、目の前で直せないもの。

吉川のおじさまは、いかんせん、どこぞの会社の管理職みたいな見た目で、とっつきにくい方だと思っていたのだけれど、株爆上げ。



最後に呼び名の登録カードをいただきました。
少し早いけど、とっても嬉しい誕生日プレゼント。





ドアマン:藤原さん
執事:吉川さん
フットマン:洲崎さん
お世話いただいた方:緑川さん、杉村さん、園田さん
お見かけした方:乾さん、有村さん、佐々木さん、綾瀬さん、園田さん、鹿野さん
お食事:ダ・ヴィンチ(イベリコ豚と里芋のトマトソース)
紅茶:フェイラン
   (紅茶係:浅葱さん。ちょっと濃い目!いいよ!)
カップノリタケ シャンパーニュパールズロゼ、ウェッジウッド フロレンティーンゴールド(汚れたから途中で交換)